筑後國奥八女 原野製茶本舗
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2012年、辰の年の幕開けです。謹んで初春のお喜びを申し上げます。 2011/01/01
 奥八女の里は雪もない、静かな静かな新年を迎えました。
TVから送り出される情報には必ず地震の被災地の状況が写し出され、平穏無事である私どもの暮らしを再認識するとともに、被災地の早い復興を願わずにはいられません。
私どもは先祖代々この九州の奥地に暮らしていますが脈々と続く環境、歴史、縁(えにし)、風習などのアイデンティティーは気付く事なく我が身に根付いています。
里にも、人にも愛着があり、最も安堵できる場所です。
それは被災地から近隣の筑後市、久留米市などに避難しておられる方々も同じだと思います。
そんな方々とお話する機会がありましたが、「被災者なんですが、被災者という言葉で区別、差別されている気がします」という言葉を聴きました。
彼らは福島に戻れる日を念じつつ日々頑張っておられます。かつては、どこそこの○○さんと呼ばれていたはずです。「被災者の方々」という風に呼ばれます。
避難先では自分達の暮らしのアイデンティティーが、すべて打ち消されてしまい、糸の切れた凧のような落ち着かない日々だそうです。
 今年は、すべからく皆様の平穏と幸福な日々を願います。          2012年 元旦 

私どもの里は、今年は大雨もなく梅雨明けも早く長い夏になりそうです。皆様も暑さに負けないようご自愛くださいませ。 2011/07/18
私どもの広川町は、お茶、花、フルーツで有名な農業を基幹とする町です。
山ではお茶、里にはハウスが点在し、花やいちごなどが栽培されています。通り沿いの路地や里山では柿や梨、桃が栽培されています。
そして昔からの古い家には必ずといって良いほど柿の木があり、百日紅(サルスベリ)が植えられています。これは私たちの風土の特徴でしょうか。7月半ばは、白やピンクの百日紅が家々の庭で満開になります。

5月27日・28日・29日の、茶の葉堂恒例の「新茶まつりイベント」は、あいにく雨の3日間。それでもお越しいただいた大勢のお客様に心より感謝申し上げます。 2011/06/10
3日間とも雨にたたられたのは、新茶まつりイベント、秋の大感謝祭ともども初めてのことでした。茶摘み体験は1日目のみで、屋外ステージイベントはすべて中止。
毎日、毎日、こんな事もあるのかと自問自答、それでもお越しいただいた大勢のお客様に有り難さとともに感謝でいっぱいでした。
この雨の3日間、大いに喜んだのは、私どもの在所「鬼ノ渕」の入り口にある紫陽花でした。世の中はこんなものですね、すべてに悪いということはないのですね。

来る日も来る日もお茶づくり。この新茶の季節はおいしいお茶をつくるために寝る間も惜しむ日々が続きます。 2011/05/16
新茶シーズンは天の巡り合わせ。こればかりはお茶の新芽の成長次第。新芽の収穫とともに待ったなしで製茶が始まります。早朝から夜遅くまで茶葉との対話が続きます。
当舗では機械でどんどん製茶するのではなく大切な部分は必ず手のひらの感触で確かめながら新茶の最高の状態を見極める、という昔ながらの人の手と眼による伝承製法にこだわっています。
素材がどんなに良くても、おいしさはそれを仕立てる人の心によって作り出されると信じています。「おいしい」と言ってくださるお客様があるからこの時期、私の両の手はしっかり敏感になり、体重はどーんと落ちるのです。
工場への行き帰りふと目にするサツキは、日毎に色を深めながら咲き誇ります。花もお茶も生き物なのですね。

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